2014年03月28日

奈半利町の林鉄跡

ディレクターの川村です。
中芸五町村を走っていた「魚梁瀬森林鉄道」。
今まで番組やブログで何度か取り上げましたが、奈半利町は紹介できなかったので、ここで。

魚梁瀬から北川村を通り、田野町の立岡から分岐し奈半利川を渡って、奈半利町の貯木場まで鉄道が走っていました。

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今では橋脚がわずかに残っているのみ。
でも、確かにここを鉄道が通っていた名残があります。

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川を渡ると、鉄道跡がそのまま道路となり、線路跡を車で走ることができます。
しかし…やけに道が広い。道というよりも広場みたい。

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奈半利町から北川村へ向かう県道493号線から、この線路跡は見えています。

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田畑の中を、ゆるやかにカーブしながら、鉄道は走っていたようです。

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そして、奈半利町で唯一、林鉄の国指定重要文化財となっている、「法恩寺跨線橋」。
石造のアーチ橋で、大型車は通れないかもしれない幅しかありません。

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きれいなアーチ型。

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法恩寺へと階段が伸びてます。

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跨線橋をくぐって少し東へいったところに、奈半利の貯木場があります。
今は、西側に工場があり、木ではなく鉄が並んでたりしますが。
貯木場手前の、最後のトンネル。
この上には、国道55号線が走っています。

林鉄・奈半利10.jpg

さて、田野町にも船で出荷するための桟橋跡があったのですが、奈半利にもあります。
場所は、奈半利港の籠尾ドックの南側、赤い灯台がある所です。
釣り場として有名で、この日も何台か車で先端まで行って、釣りをしている人達が。

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ここには線路跡が二つ、残っています。
荷を乗せた車両と降ろした車両が行き違えるようになっていたそうです。

「スタンドバイミーごっこができる」と、川竹さん。
誰にも迷惑がかからずに、線路上を歩けますな。

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しかし、朽ち加減がすさまじい。
錆びて、切れて、ねじれて…。

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廃線後、レールをコンクリートで埋め、その後波風で朽ちてコンクリが剥がれ。
「どうしてこうなった!」と、唖然とするほど、レールがあらぬ方向にねじ曲がっております。

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ねじれて落ちた先端は、海の中へ。

林鉄・奈半利15.jpg

海を背に眺めたところ。

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鉄道でここまで運び、丸太を海の中に転がして落としていたのかと思ったのですが、ここは昔、砂浜だったそうです。
波打ち際まで丸太を人力で転がしている写真をみたことがありますが、ここだったんだ。

林鉄・奈半利17.jpg

海中にも、朽ちたレールが見えます。

林鉄・奈半利18.jpg

水中に、桟橋の名残かなと思うようなコンクリ片も、そこここに。
廃線となって50年の月日が、しみじみ感じられる場所でした。
posted by 中芸 at 17:14| 奈半利町 | 更新情報をチェックする
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